レバレッジの落とし穴　詳しく解説

レバレッジとは？

レバレッジとは”てこ”です。
てこの原理ってありますよね。あの”てこ”です。

FXトレードをする時証券会社が自動的にお金を増やした状態でトレード出来る様にしてくれます。

え？　先生　頼んでなくてもお金を増やしてくれるんですか？

そうです。1万円投資した時２５万円投資している状態にしてくれます。

どういう事？　

レバレッジ25倍の日本の証券会社の場合

下記の図で見てみましょう。

もし10万円の元金でUSDJPY　1ドル１００円の時のトレードで考えてみましょう。

レバレッジ25倍➡10万円の資金が250万円にしてくれるという事

この場合で考えてみましょう。

勝率５０％　リスクリワード１：２の場合

（リスク・リワード：損失と利益の比率です）

かちぐみ君がトレードして最初に負けて次に勝った場合で考えてみるよ。

最初に１０pips負けてしまった。次に２０pips勝った場合ですね。

10万円使い2.5万通貨でトレードした場合で考えてみましょう

先に損切でマイナス１０pipsでも次に２０pips取れればお金は増えます。

仮に10pipsで5連敗してその後20pipsで5連勝した場合１０回トレードして5勝5敗
勝率５０％ですね。

5連敗したくないですけど　絶対にありえない訳ではないですよね。

負けると証拠金が減るので2回目以降はロット数が減ります。
細かい計算は省略しますが
最初に連敗すると5連敗の時点で元金は１０万円から８８，３００円に減ります

88,300円に減り　22,000通貨しか掛けられないですが

その後20pips5連勝で107,100円まで上昇し

プラス7,100円になる。

レバレッジ８００倍？　海外証券会社の場合

日本は25倍なので1万円で25万円の投資としている事になっています。
それに対して海外は８００倍。なんていう事もあります。

なんと・・・1万円で８００万円も投資している事に。

先生　少ない金額でたくさん投資できていい事ではないんですか？

そう！ここが落とし穴なんだよ。

海外の証券会社で800倍でトレードした場合

1万通貨の証拠金は1,250円

10万円で80万通貨もかけられる。（10万円÷1，250円＝80だから）

20pipsのプラスで16万も儲かる。凄い・・・って思いませんか？

しかし　その分損失も大きい。という事になります。

よく計算して考えてみると

最初に勝った場合は

最初に勝ちが来れば一気にお金は増えて
20pips勝ってプラス16万円　次10pips負けてもマイナス8万
元金は18万に増えます。

ところが最初に10pipsの負けが来たらどうでしょうか？

８０万通貨×マイナス１０pips＝マイナス8万円！！
最初にマイナス8万負けたら元金は2万に減りますよね。

そうなると2万円しか残っていない。

20,000÷1,250円＝16なので16万通貨しか張れなくなる。
16万通貨×プラス２０pips=プラス32，000円

10万円の元金は52,000円に激減してしまいました。

2連敗したらゼロカットで10万円は吹っ飛びます。これではいくらお金があってもすぐ破産です。

レバレッジが８００倍でも

しっかり資金管理して　2.5万通貨までしかかけない。

その様にすれば　破産する可能性は無くなり安全な取引ができる。
レバレッジが何倍でもすぐに計算で資金管理はできます。

自分の勝率とリスクリワードさえしっかり把握できていれば
着実にお金を増やす事はできるでしょう。

こう考えるようにしよう

レバレッジというのは為替トレードする時に

1万通貨をトレードする為のレンタル料金

日本はレンタル料は高いけど　海外の場合レンタル料金は安い。

海外口座のレバレッジに夢を見て破産した方を何人も見てきました。
レバレッジが高く海外の方がいいという考え方は違っていて

結局25,000通貨のトレードをする為には

レバレッジが25倍でも８００倍でも10万円を用意しないといけない。
そして海外口座を使ってもレバレッジ25倍までしか使わない。

そうすれば安心です。

レバレッジの罠にダマされず　しっかりお金を増やす為の資金管理をして

投資をしたいですね。